外壁塗装・屋根塗装の重要性が、今ますます高まっています。

かつては「見た目の美しさ」や「建物の保護」が主な目的だった外壁塗装。
しかし近年の異常な猛暑やゲリラ豪雨、強風など、過酷な気象条件が続く中で、住まいの外壁はこれまで以上に厳しい環境にさらされています。

強烈な紫外線や熱、湿気によって、塗膜の劣化は加速。
小さなひび割れや色あせが、雨水の侵入や断熱性能の低下につながり、建物内部にまで悪影響を及ぼすこともあります。
これらはすべて、住まいの寿命に直結します。
塗装は、建物全体を守る“バリア”です。大切な家や建物物件を守るため塗装の塗替えをお忘れなく。

「まだ大丈夫」と思っていても、知らないうちにダメージが進行しているかもしれません。

塗り替えの時期と目安について

外壁・屋根塗装の耐用年数は、一般的な塗料で約7〜10年、高機能塗料では12〜15年が目安とされています。
しかし、これはあくまで目安であり、実際の劣化スピードは立地や環境条件によって大きく左右されます。

• 日差しが強く当たる南面と、日陰になる北面では劣化の進行具合が異なります。
• 交通量が多く、排気ガスや粉塵にさらされる場所では、塗膜の劣化が早まります。
• 近年の異常な猛暑やゲリラ豪雨など、過酷な気象条件が塗料に与えるダメージも無視できません

外装に使われる塗料やコーティングは、時間とともに紫外線や熱、雨風などの外的要因によって分解され、徐々に保護機能を失っていきます。
劣化が進むと、以下のような症状が現れます

• 壁が水分を吸い込みやすくなる
• 色あせや変色
• 表面の粉化（チョーキング現象）
• ひび割れや塗膜の剥がれ

これらは、建物内部への水の侵入や断熱性能の低下につながり、放置すると修繕費が大きくなる可能性もあります。

こんな症状が見られたら要塗替え・修繕時期です。

写真のようになっている場合は重症です。一刻も早く塗替えが必要です
※タイルが割れたりはがれている箇所は、塗装ではなく貼り替えになります。

塗装は、建物を守る「保護膜」です

そのままにしておくと建物の下地や内部構造が傷んでしまいます。
塗料は、素材の上に塗ることで、建物を外の影響から守ってくれるバリアのようなものです。
その塗料が痛んではがれたりすると、素材がむき出しに近い状態になりますので下の素材そのものまで痛んでしまうことになります。
そうなると建物の寿命も短くなり、そこからの塗り替えなどの作業は、下地処理などが大掛かりになったりと、費用が嵩むことになります。
そうなる前に早め早めに対処することをお勧めします。